機動戦士ガンダム水星の魔女1話+ゆりかごの星感想🐼

遅ればせながら、表題の個人的感想を!

前提として、パンダは百合厨であることを念頭に置いてください。

 

 

結論から言うと、ハートフル学園百合アニメでよかったです!!

 

まあ、まだ1話ですしガンダム作品がそう簡単にシリアスにならずに終わるわけないと思っていますが。

とりあえず順に振り返りますか。

 

冒頭からドタバタガールミーツガールでニッコリ。マイナスからのスタートは後のプラスへの振り幅が大きくなるのは歴史が物語っている。

プロローグ観た人はスレッタちゃんの性格がコミュ障に変わってることにまず驚くのかしら。

 

学園はモビルスーツが学内を普通に歩いてるようなほのぼの系。

コミュ障スレッタちゃんに早くもイジメ……かと思ったらスレッタちゃん天然で切り返すという嫌味通じない系女子だった。

そしてガールミーツガールは再会が早いもの。出会ってすぐに責任取っちゃうスピード感。これぞ百合。

強気とコミュ障の凸凹コンビ。こういうのはたいていコミュ障ちゃんがふだんオドオドしてるのに決めるとこビシッと決めて、強気ちゃんがコロッといくやつなんですよね。

 

てか生徒いるのに普通にMS戦闘始まるのかよ。安全面どうなってんねん。

MSで決闘とかラノベ学園モノみたいですね。

ここでちゃんとスレッタちゃん助けてあげるミオリネちゃん、根は優しいんだろうなぁ。

 

トマト味しか知らないスレッタちゃんに自分のトマトあげるってやっぱりミオリネちゃん優しい娘なんやろなホンマは……。育ってきた環境ですれてもうたんやろなぁ。

そしてそんなミオリネちゃんに報いるようにスレッタちゃんは横恋慕さんのお尻をビンタ!

お母さんから教わったんやろなぁ……悪いことしたらケツビンタくらってたんやろなぁスレッタちゃん……。

 

そしておまちかねガンダム戦闘シーン……と思いきやパイロットはミオリネちゃん。機体をパクって出撃したもののパイロット科でもないミオリネちゃんはまともに機体を動かせず……。ただこのシーン、OP原作小説とされる『ゆりかごの星』を読むとちょっと印象が変わる。理由は後述。

大事な家族を勝手に取られたスレッタちゃん激おこでさっきまでのコミュ障どこいってん。

結局、責任を取るを実行するためにガンダムエアリアルで決闘することになったスレッタちゃん。かませのグエルくんをボッコボコに。ここからのガンビットを駆使した戦闘シーンは見事の一言。演出が良い。ド派手に武装パージしてシールドにするところや、乱れ飛ぶガンビットを棒立ちで操って一瞬の静寂から一斉オールレンジ射撃は圧倒的強者感。さすがにここはぜひ映像で確認してほしい!

百合厨視点で行くと百合に挟まる男を徹底的に叩きのめしてくれて痛快の一言。大罪やからね。

 

そしてエアリアルの手の上で始まる百合婚。このスピード感よ!といいたいけど、昨今ここまでスピーディーなのはなかなか無いて。てかミオリネちゃんまんざらでもなさそうなのなんなの?こういうの好き!!

 

そしてEDがOP。曲調が爽やかなのは1話だけならまだいいけど今後本編の雰囲気とどう関わっていくかですね……。

歌詞は評判いいですね。とはいえ、後述する原作小説ありきではあるのですが。

 

そしてCMのガンプラくんにてエアリアル「くん」呼び。エアリアルは「くん」なのか……。

 

最後に次回予告『呪いのモビルスーツ』。

多くの人は「呪われたシステムを積んだモビルスーツ」って解釈だと思うんですけど、パンダは「百合を壊す無粋な輩に呪いをかけるモビルスーツ」と解釈しています。

 

現状、「これガンダムじゃなくてよくね?」感がするラノベ学園モノ臭がしますが、まあプロローグ観てる人はひと時の平穏にしか思ってないでしょうね……。

 

 

さて、ここからはOP曲の原作小説『ゆりかごの星』について。

補足すると、OPを歌っているYOASOBIは小説からインスパイアを受けて曲をつくってるだの何だので、そのコンセプトに合わせて書き下ろしていただけたという一品。さらにこれをWEBで無料公開という大盤振る舞い。

 

内容は、プロローグ後から本編までの水星での生活の間の「エアリアル視点」での物語。

エアリアルが感情豊かにしゃべっている(発声はしていない、モノローグですが)姿は驚きでした。

そしてエアリアルの一人称は「僕」。

ここでパンダの感情を乗せるなら、エアリアルは『ボクっ娘』だと解釈しています。機体デザインに女性みを感じていたので、『女性にモテるタイプの中性的なボクっ娘』みたいなイメージ。

話を戻して。エアリアルくんちゃんは幼いスレッタにアニメを見せたり、小説の最後では意思表示をしたりと、明確に意思のある描写がされています。この点は『水星の魔女』という作品の中で重要なポイントになると思います。

小説内ではスレッタママがスレッタを学院に行かせる真の目的が判明して、1話視聴者のみんなの感情はもうグチャグチャですよ。

ここでママは「スレッタの剣」とエアリアルくんちゃんを表現するのですが、スレッタを幸せにしたいエアリアルくんちゃんは本編1話で「盾」としての姿を見せるんですよね。

そう、あの印象的な、武装パージしてからのシールド形成。

盾で戦うエアリアルくんちゃんは、今後は百合を守る騎士として活躍してくれます。(願望)

スレッタお姉ちゃんを傍で支えるしっかりもののエアリアルくんちゃんですよ。ニッコリ。

 

さて。小説にて意思がある描写がされたエアリアルくんちゃん。ここで、本編に戻ります。

例のガンダム戦闘シーン、最初はミオリネちゃんが乗っていました。その際のエアリアルくんちゃんに注目。

武器を探すミオリネちゃんですが、エアリアルくんちゃんはガンビットの表示をしていません。これは「スレッタお姉ちゃん以外に使わせるかバーカ」という、エアリアルくんちゃんの意思表示でしょう。

ビームライフルを撃つも反動でよろける姿は、見方を変えるとエアリアルくんちゃんのやる気の無さが伺えます。

そしてスレッタちゃんにパイロットが変わった瞬間にやる気MAXですよ。エアリアルくんちゃん、スレッタお姉ちゃん好きすぎ問題。

 

小説読んだだけで1話の印象がガラリと変わって面白いです。設定の深掘りもできますし、ぜひ小説読んでほしいですね、1話観てから。(←ココ重要)

 

 

水星の魔女、まだ観てない人は予習を兼ねてぜひプロローグから観てね!!(ニチャア…